快晴のもと、本人家族交流会で高崎山登山を行いました。

■快晴の下、登山開始

「みんなで山登りをしたい!」という若年性認知症の方の声で始まった会も、
今年で4年目になります。昨年に続き、今年も高崎山に登りました。

高崎山は大分市最西部の別府市との境界にある山で標高628メートル。ニホンザルの生息地として全国に知られている山です。

参加者集合後、昨年に続きご夫婦での参加者(スポーツドクター)がスケッチブックを使ってわかりやすい準備体操をしてくれ、準備万端です。
9時50分に、登山を開始しました。

今回の参加者はガイドを入れると47名と大人数での登山でしたから、6~7名単位のグループごとに声を掛け合い安全を確認しながら登りました。

高崎山の登山道はゆるやかな傾斜が続きますが、全体的によく整備されていて、歩きやすいです。「高崎山セラピーロード」と名付けられており、美しい紅葉とともに、眼下の森林を見降ろしながら良い景色が続きます。

認知症本人の方も「楽しい」「来れて良かった」と言いながら登り、日頃の生活のことなどを話してくれました。

これからのことに対する不安はあるようですが、今はとにかく登山を楽しもうというように感じられました。

標高が少しずつ高くなるにつれて、ますます景色が良くなります。ある参加者は「ヤッホー!」と眼下に向けて大きな声を出していました。

■全員でチャレンジ、全員でゴール!

先頭の1グループは11時15分に無事に山頂へ到着。
11時35分には全員が山頂へ到着しました。

頂上からは青く澄み渡る別府湾、国東半島、雄大な由布鶴見などが本当にきれいに見渡せました。

自分の力で登った達成感もあり、参加者は満面の笑顔で山頂の広場では笑い声が響きました。

登山は、しんどいですがゴールが明確だから良いですね。
全員でチャレンジして、全員でゴールに到着した、本当に素晴らしい一日でした。